07-06-12

芸術係数の読書会はこんな感じでやっています。

 
芸術係数の読書会の様子です。基本的にポストモダン・アート理論を中心に、未邦訳の英文テキストを読み進める読書会です。今月はボリス・グロイス「Art and Money(アートと金)」と、クレイグ・オーウェンス「From Work to Frame, or Is There Life After “The Death of the Author”?(作品からフレームへ、あるいは、「作者の死」後、生き残るものはあるか?」)」の二本です。

英文テキストが課題図書ですが、こちらで翻訳を用意して配布するので、参加者には英語力は必要ありません。写真のように読書会は講義形式で進行します。オーウェンスのテキストではかなり多くのアーティストついて言及されているので、スライドで作品を紹介して解説を加えながら進めます。

参加者の中の一般/学生の割合は6:4で、一般の方が多くなっています。参加者の顔ぶれは、アーティスト、翻訳家、一般のアート愛好者、美大生、一般大生など。『関係性の美学』に関心のある方が多いですね。

現在の課題図書について簡単に説明します。
「アートと金」は、グリーンバーグの「アヴァンギャルドとキッチュ」と「文化の窮状」で提起され未解決のまま残された問題ー運命づけられた批評的文化の社会的基盤(ブルジョア=教養を身につけるための十分な余暇を持つ人々)の喪失ーに対する一つの処方箋を、二つの論考の読み換えを通じて提供します。
「作品から枠組みへ」は、「作者の死」という事態を1970年代を端緒とするポストモダン・アートの基本的条件の一つとして取り上げ、作品の意味の源泉としての「作者」が失われた後、その空白にどのようなアプローチがなされたか、その展開の歴史をロバート・スミッソン、マルセル・ブロータース、ダニエル・ビュレン、シンディ・シャーマン、シェリー・レヴィン、ハンス・ハーケ、バーバラ・クルーガー、ジェニー・ホルツァーらの実践を通して描き出しています。

興味のあるかたはお気軽にご参加ください。

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