11-11-12

芸術係数読書会:アーサー・ダントー「アートワールド」を読む 第3回

*諸般の都合により開催を延期いたします。今回の内容は、まとめ回として実施いたしますのであらためて告知をお待ちください。よろしくお願い申し上げます。

Arthur C. Dantoの「The Artworld」の読書会のお知らせです。

「アートワールド」という言葉は、アーティスト、ギャラリスト、キュレーター、批評家などを含む芸術の制作から受容までの過程を実際に動かしている世界をさす言葉として現在では一般的に使われていますが、この言葉を作ったのが1964年のアーサー・ダントーの「アート・ワールド」という論考です。

この論考でダントーは「アートとは何か?」という問いについて考察します。彼の答えは「それはアートワールドが決めるのだ」というものでした。ここでいう「アートワールド」は芸術の理論が作り出す雰囲気、その歴史的変遷を指します。

ダントーは「模倣論(Imitation Theory)」(プラトン)から、「実在論(Reality Theory)」(ロジャー・フライ)への芸術理論の変遷によってアートの価値判断に「新しさ」という価値基準が導入されたとし、また彼の同時代の作品(ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズ、オルデンバーグ、とりわけウォーホルの「ブリロ・ボックス」)を取り上げ、それらの作品が「アート」として認められるためにはそのような価値基準とそれが生む雰囲気の変化が必要であったと書いています。アートの価値の基礎付けが、徹底的に制度的であり歴史的なものであることを説き幅広い影響を与えた論考です。

今回は最終回となります。伝統的に芸術の理論として影響力を持っていた「摸倣論(IT)」から、写真の誕生と後期印象派の登場によって新たな芸術理論として要請された「実在論(RT)」への移行、その後生じることとなった現代美術と日常的実在(非芸術)との境界の混乱についての言語的分析を経て、ウォーホルの作品分析に入ります。

読書会ではテクストの改題とともに、テキストで言及されている作品をスライドで紹介しつつ、具体的に検討していきたいと思います。また、こちらで翻訳したテキストを使って進行いたしますので、参加にあたって英語力はそれほど必要ではありません。また、冒頭には前回のおさらいの時間を設けますので、今回から参加の方もご心配無用です。

お申し込みはこちらから。

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日時:2012年12月2日(日)13:30-17:00
場所:千早地域文化創造館
参加費:学生 500円/一般 1,000円
郵便番号: 171-0044
住  所: 東京都豊島区千早2-35-12
電話番号: 03-3974-1335
アクセス:
地下鉄有楽町線・副都心線 千川駅下車 3番出口 徒歩約7分
国際興業バス「要町3丁目」バス停下車 徒歩約7分


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